野村農相、処理水を「汚染水」と発言…岸田首相は「全面的に謝罪と撤回」指示(読売新聞オンライン)
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/615.html
投稿者 達人が世直し 日時 2023 年 8 月 31 日 22:02:55: iuMpjLXhf.DAA kkKQbIKqkKKSvIK1
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230831-OYT1T50183/
野村農相が「汚染水」と発言し、そのことで謝罪したそうだ。
岸田首相が「全面的に謝罪と撤回」を指示したらしい。
韓国では公式には「汚染水」と表現している。
ここに来て、韓国の漁業者の風評被害対策に関連して「処理水」と呼ぶよう要請があり、呼称の見直しをするようだが、それでも「汚染処理水」が有力な案らしい。
岸田首相は韓国政府に対して「全面的に謝罪と撤回」を求めたのだろうか。
日本以外では「処理水(treated water)」との表現は見られない。
海外メディアは、treated contaminated water(処理済みの汚染水)や、treated radioactive wastewater(処理済みの放射性廃水)などの表現を使っているのが一般的だという。
取り敢えず、短い記事の全文を以下に転載する。
野村農相は31日、東京電力福島第一原子力発電所から海洋放出されている処理水のことを「汚染水」と発言し、岸田首相が謝罪と発言の撤回を指示した。
野村氏は同日、岸田首相と首相官邸で面会した後、「汚染水のその後の評価などについて情報交換した」と記者団に答えた。
首相は野村氏の発言について「発言は遺憾だ。全面的に謝罪して撤回するよう指示した」と首相官邸で記者団に語った。
東電は原発事故で溶け落ちて固まった核燃料を冷却した後の汚染水について、放射性物質を薄めるなどして健康に問題のない「処理水」として海に放出している。中国は「核汚染水」と呼んで放出を批判している。
記事の転載は以上。
国際的な安全基準を持つと自認する「IAEA」による汚染(放射能汚染)の定義に従えば、
1. 表面上、または固体、液体、気体(人体を含む)内の放射性物質、または、それを生むプロセスで、その放射性物質の存在が意図しないか望ましくない場合。
また特に、汚染の語には意図しないということを含意している場合があり、汚染の語は単に放射能の存在を示すにすぎず、関連する危険有害性の大きさを示すものではないとしている。
(以上はウィキペディアからの抜粋)
「IAEA」による汚染(放射能汚染)の定義、特に1の「科学的定義」に従えば、「汚染水」をALPS等によって一定量の放射性物質を除去したとしても、意図ぜずして混入した放射性物質が残っている以上は、”その危険有害性の大きさに関らず”「汚染」水と言うことになる。
従って、政治的な思惑で「処理水」と言おうとも、”その危険有害性の大きさに関らず”放射性物質に「汚染」された水・・・であるから「汚染水」。
科学的には「汚染水」の表現以外にはない。
そもそも、「処理」とは、その物の性質を表す言葉ではなく、
「人がやる作業のある工程で、材料に特定の作業を施すこと。」
を言う。
政府が「処理水」という言葉に拘るのは、極めて政治的な理由からだということが言えよう。
他国に「科学」を要求する日本政府の自己矛盾が激しい。
ちなみに、韓国政府が検討しているという「汚染処理水」もやめた方がいい。
「汚染処理」した水になってしまう。
科学的には正しい方向に近づいているのだが、政治的には・・・いただけない。
汚染されている水を「処理水」と言ったところで、放射性物質が消えて無くなるわけではないことを考えれば、
今回の発言に続き、謝罪と撤回などと、あまりに「処理水」に拘ると、「一事が万事」、科学に背を向け、自己の思惑のみを優先する今の政治が国民の知るところとなり、国民の信頼を失うだけだと思うのだが。
国民は敏感に感じ取るよ。
「何かを隠そうとしている・・・と。」
政府は国民に何を隠そうとしているのか?。
「汚染水」を大量の海水で希釈した上で、何故「海底トンネルを通して」海洋に放出するのか。
「この疑問」の解を捜している。
海底トンネルを通すことは、技術的にも、経済的にも、普通に考えれば極めて「不合理」だと思うのだが・・・何故~。
この不合理さが、政府、東電が、国民には絶対に知られてはいけない「不都合な真実」が存在することを国民に教えてくれている。
政府と東電には、
・海洋放出でなければならない理由がある。
・海底トンネルを通さなければならない理由がある。
・そして今でなければならない理由がある。
国民には絶対に言えないその理由とは・・・。
一つの仮説をたててみた。
「不都合な真実」を隠すために、今政府と東電が必要としているのは、海洋という膨大な「薄め液」なのではないか。
IAEAもALPSの性能検証を一度としてしていない。
日本の第三者機関も同様に確認することができていない。
過去の経緯を見れば、ALPSがまともに、期待通りの性能を発揮していることが報じられたことは一度たりとも無い。
そこで湧いてくる「疑念」は、
この「汚染水」には一体幾つの核種の「放射性物質」が、一体どのくらいの量が含まれているのか分からない。
一方、ALPSは除去しきれていないトリチウム以外の62種の核種を除去の対象としているらしい。
「ALPSで除去しきれていないトリチウム以外の62種の核種、あるいは測定もできない核種の放射性物質の残留量が半端じゃないということではないのか。」
或る時からトリチウム以外の核種は基準値以下になるまで繰り返しALPSを通すと言いはじめたが、それほど事態は深刻だということなのか。
そして、放射性物質を吸着させた「ALPS処理土」、「ALPS処理吸着剤」はどこに消えたのか。
原理的には、燃料デブリのクローン製造機だろうから、放射線量も燃料デブリ並みということなのだろうか。
何処に保管しているのだろう?。
その保管場所も限界を迎えたのではないか。だから今なのか・・・。
国民には絶対に言えないその理由は・・・。
放射性物質が残存した「汚染水」を「人知れず」海洋という「薄め液」に放出するしか手立てがない。
と。
「万事休す」・・・
現実に戻って、最後に、
「・・・放射性物質を薄めるなどして健康に問題のない「処理水」として海に放出している。・・・」
読売新聞の「ヨイショ」は相変わらずですね・・・。
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コメント
1. 2023年8月31日 22:16:47 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[11138] 報告
▲△▽▼
ん~……処理済み汚染水?
(処理してあっても汚染が残っているので、汚染水が正しいでしょ)
2. 2023年8月31日 22:29:43 : aD39qGVdqU : Q3Q3LkplbkZkNTI=[397] 報告
▲△▽▼
■日本が
『汚染水』を『処理水』と呼んでいる限り
『日本産海産物輸入禁止』問題は
解決しない!
3. 西大寺[4] kLyR5Y6b 2023年8月31日 22:53:20 : RZBydqAsww :TOR S3h1bVVwQ2JmTGc=[14] 報告
▲△▽▼
本音が出ただけだよ。
政府も東電も放射性源除去装置の試験をパスしないまま装置を稼働させているのだから、線源が除去されている根拠というものはなにひとつない。
ヤフーニュース 2023年08月26日公開
なぜ東電は問題だらけの汚染水の海洋放出に追い込まれたのか
https://www.videonews.com/interviews/20230826-kino
https://news.yahoo.co.jp/articles/09b3a5847fdff94634a6d5fef1603eec1b8b5287
それ以前に、自民党は原発では事故になっていないとか放射線漏れはないとか嘘をついてきたし、事実を電波に乗せるとテレビ局に電波を止めると脅した前科もあるし。
4. 2023年9月01日 04:28:33 : hdktzXZg2c : UVJBRDAzdld0WS4=[3] 報告
▲△▽▼
燃料デブリに触れた汚染水はALPSによって先ず一次処理されトリチウム以外の核種が安全基準を満たすべく二次処理される。
この二次処理水が海洋に放出される。だから単に「処理水」と言うのではなく「二次処理水」と言えば間違いはない。
5. 前河[8284] kU@JzQ 2023年9月01日 06:02:32 : RT8VPvjwTE : ZHBKcWd4b0Nxblk=[1] 報告
▲△▽▼
>汚染されている水を「処理水」と言ったところで、放射性物質が消えて無くなるわけではない
その通り。
日本人はイメージに騙されると踏んだのか?政府がバカな言葉遊び、言葉のまやかしを行っている。
こういうの情けないよね。
こだわる点が違うだろ。
タンクの中の汚染物質をちゃんと調べて汚染物質がない事を確認すべき。
IAEAがALPSの性能検証を一度としてしていない。日本の第三者機関も同様に確認することができていない。などは論外だろう。
これでは信頼性がない。
★第三者が、ALPSの性能検証をする事。
★タンク内の汚染物質をちゃんと調べる事
これをきちんと行えば信頼性は上がると思う。非科学的な政治的思惑で汚染水を放出すべきではない。
ひろゆきやホリエモンはわかってるのかね? こういうからくり。
6. 2023年9月01日 06:18:32 : hdktzXZg2c : UVJBRDAzdld0WS4=[6] 報告
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放射性物質が入った水を汚染水と表現するならすでに放射性物質がその中に存在している海の水は汚染水ということになるし、トリチウムが雨水に入っているなら雨も汚染水ということになる。
7. 前河[8285] kU@JzQ 2023年9月01日 06:24:45 : 4XI3FZtVXo : RHYxS2dDRHdtQi4=[1] 報告
▲△▽▼
<△24行くらい>
グリーンピースのためになる面白い記事をみつけた。
>「トリチウム水」、「処理水」、「汚染水」……どれが正解なの?
>ALPSで放射性物質を分離させた水を、電力会社や政府は「処理水」と呼んでいます。この「処理水」の中には、ALPSで除去できないトリチウムや炭素14が残されています。除去することになっているストロンチウム90、ヨウ素129、ルテニウム106、テクネチウム99なども基準値を超えて残留しています。
>汚染水の処理
(国の資料をもとに作成)
東京電力や政府、大手メディアは「処理水」にはトリチウムしか含まれていないように表現していますが、実際には他にも放射性核種が残されていることを認めています。
確かにメディアはトリチウム以外の話をしない。これもかなり問題があるだろう。
>つまり、いまタンク内にある水は「トリチウム水」などというものではなく、「処理されたけどまだ汚染が残る水(不完全処理水、ALPS処理汚染水)」であるということです。
>東電はタンクの水を二次処理してもう一度放射性核種を取り除き、海水で希釈して海に放出するとしていますが、この二次処理が成功したとしても、トリチウムと炭素14は取り除けずに残ってしまいます。
「炭素14」なんて有害物はメディアから聞いた事がない。なぜだ?おかしな話だ。
インチキやって、ミスリードしてるのか?
そもそも、この二次処理による汚染水の汚染具合はちゃんとチェックしてるのだろうか? まさか、調べないまま地下トンネルで流しちゃえ!みたいな誤魔化しをやっていないだろうな。
テレビでは「汚染水という言い方は中国の言い方」と断言しているが、中国だけか? これはどうなのだろうか?